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アスリート支援レポート

女子サッカー

プレナスなでしこリーグ

日テレ・ベレーザ

第5回 2017.08.07 [トレーニング・レポート4]コンディショニングの理論と実践 パフォーマンスの質を引き上げるための“準備”+“調整”のメソッド!

より機能的に、よりダイナミックに!
ピッチでの成果を導き出す効果的なアプローチとは、“準備”にあり。個々の選手が秘める潜在能力を最大限に引き出すための、ティップネス流・動けるカラダのコンディショニングをチーム全員で体験、その様子をご紹介します。

「カラダが発するシグナルを正確に捉える!
全身のモニタリングからチューニングへ。

パフォーマンス向上のための“準備”と“調整”とは試合前に漫然と、意味なくカラダを動かすことがウォーミングアップではありません。ホイッスルが鳴ったら、即100%のパワーやスピードなどを発揮できるカラダに整える大切な“準備”+“調整”。すでに、トレーニングは始まっています。

スポーツすべてに通じる理論をもとに
種目ごとにカスタマイズが可能
全身の筋肉や関節をスムーズに動かすための理論に基づいているので、競技ごとに求められる機能、動きなどを考慮し、適切なメニューを組み立てることができます。競技により酷使される部分の故障のリスクを減らすことも大きな目的。個々のカラダの機能を安全に、最大限に生かせる状態にもっていきます。

日テレ・ベレーザのウォーミングアップ・プログラムとサポート体制

基本動作からサッカーに直結する動きまでのプロセスを通し、動けるカラダへのアプローチとなるプログラムを作成。正確な動きが確認できるように見本動画も準備し、選手はいつでも目的のメニューを確認できます。これにより、動きの質と継続をサポートしていきます。

カスタマイズされた
ウォーミングアップを実践。
ボールなどのツールも使い、
筋肉や関節の感覚を確かめながら…

サッカーの、儀式に陥りやすいウォーミングアップですが、澤田・藤田両トレーナーの指導により動作一つひとつの意味を再確認。3つのカテゴリーを、流れに沿って考えながら実践していくと、自分のカラダの状態がわかってきます。

STEP 1

筋肉や関節のクセを見つけて改善、しなやかでバネのある動きに疲れやコリなどが残っている状態では、マイナスからのスタートになってしまいます。テニスボールを使い、下半身はお尻から太もも、ふくらはぎ、足先まで、上半身は背中から肩、腕、手のひらまで、今日のコンディションをチェック。左右差、違和感、痛みのある箇所は、とくに丁寧にほぐしていきます。

STEP 2

体幹及び股関節を動かしやすい状態にする動きの軸となる体幹と股関節の柔軟性を意識しながらのストレッチから開始。徐々にアクティブな動作を取り入れ、全身の筋肉の温度を上げていきます。筋肉が温まって活性化してきたら、ミニバンドを装着し抵抗を感じながらより大きな動き、スムーズな流れにつなげていきます。

STEP 3

サッカーに必要な全方向性動作とダイナミックな動きをつくっていく試合に必要とされるプレー、そこで求められる動作、それにはどの筋肉、関節を使うか。具体的にイメージしながら一連の動きをくり返します。準備段階で意識を集中することで、本番では無意識に的確な動きができるように、カラダとアタマをつなげていきます。

コンディショニングがもたらすものー
選手一人ひとりの動きの質を高め、
チーム全体のパフォーマンスの底上げに!

このコンディションアップ・プログラムは、その日のパフォーマンス向上だけでなく、長期的なカラダの変化も視野に入れています。継続していくことで、よりしなやかな筋肉、そしてよりダイナミックでキレのある動きの獲得が期待できます。

コンディショニングとは、日々のパフォーマンスアップと維持、ケガの予防により出場機会を減らすことなく、さらに選手寿命を延ばすなど、選手を支える「全てのベース」なのです。

澤田トレーナー

カラダの声に耳を傾ける。
そしてコンディショニングでそれにこたえれば、プレゼント=パフォーマンスの向上が届くはず。

まず、選手たちにはコンディショニングの持つ意味、大切な目的を知ってもらいたいです。やみくもにカラダを動かす、儀式的なものに終わってはもったいない。
ケガのリスクとパフォーマンスの最大化。その最も基本となるのが準備運動です。自身のカラダとの対話であり、モニタリングしながら適切なケアを行う。優れた選手は、調子の違いに敏感であり、それを整える方法をよく知っています。プログラムをくり返すなかで、さらに自分のカラダのクセに合ったお気に入りメニューで、継続していってほしいです。

藤田トレーナー

コンディショニングはトレーニングの一環。動作の意味を意識し、続けることでカラダ、そしてプレーに磨きがかかる。

一つひとつの動きが何のためか、あるいはその動きはどの筋肉、関節を使うのか、それを意識するかしないかで、パフォーマンスには大きな違いが生まれます。その意味で、コンディショニングは立派なトレーニングです。実際には関節の可動域を広げる、筋肉の柔軟性を高めることが目的ですが、自分のいまの状態=調子を正確に把握することが重要。味覚と似ていて、継続することで徐々にカラダの変化を感じやすくなり、微妙な変調に気づきやすくなります。それによって、われわれも適切なサポートがしやすくなり、個々の選手力、ひいてはチーム力のアップにつなげることができます。

新たなコンディショニングは、日テレ・ベレーザの選手たちにとっても多くの発見があったようです。今後ますますコンディションを上げ、好調を維持してほしいですね!

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