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日テレ・ベレーザ

第6回 2017.09.01 [トレーニング・レポート5] HRV測定によるコンディショニング 客観的指標でパフォーマンスを上げていく!最新のコンディショニングの取り組み

ティップネスのアスリート支援の一環として、今季、日テレ・ベレーザは新たなHRV(Heart Rate Variability)の測定によるコンディショニングを導入。選手はコンディショニングのメカニズムと重要性、生活習慣などについてのレクチャーも受け、これまで以上に自らのカラダと向き合いながら新たなシーズンを闘っています。今回は、HRV測定からはじまるコンディショニングの実際をまとめてみました。

必要なときに、最高のパフォーマンスを!
ココロとカラダの状態を見極め、
効率的にコンディションをアップしていく。

パフォーマンスを支える3つの土台選手は、必要なタイミングで確実なプレーを行うことができなければチームに貢献できません。安定したパフォーマンスを実現するためには姿勢や基本動作といった「身体能力」、速さ、強さといった「運動能力」などフィジカルの質が求められますが、そこにはさらに、健康状態や体調=「コンディション」が深く関わっています。調子の良さ、悪さが、その日のパフォーマンスの質を大きく左右するのです。

コンディションの鍵は自律神経私たちは、日々体調がよい/悪いといった感じをもちます。これはココロとカラダの状態からくるもので、活動と休息の生活リズムやさまざまなストレス、栄養状態などが影響しています。その鍵となるのが、全身の機能をコントロールしている自律神経です。体温、呼吸、血圧、免疫機能、消化能力、ホルモン分泌などを調節する自律神経のバランスが、コンディションのコントロールにつながります。

HRV測定で自律神経の変動を数値化コンディションを整えるには、今の体調に合った強度や内容のトレーニングが必要であり、それには心身の状態、つまり自律神経の働きを的確に捉える必要があります。これを数値化するのが、HRV(Heart Rate Variability)による「心拍変動」の測定です。ストレスの蓄積や、カラダがアクティブに動くことを求めているのか、休息を欲しているのかなどを、HRV測定によって客観的に把握することができます。

ティップネスの
コンディショニング・サポート

見える化したデータを活用し、トレーニングメニューのプランや、日常生活の過ごし方にフィードバックします。

  • HRV測定で毎日の心拍変動などを
    チェックしてデータベース化

    毎朝一度「心拍変動」を測定し、記録。データは選手自身とともに、ティップネスのトレーナーも共有し、蓄積・管理します。
  • フィットネスレベルや疲労の度合いを見きわめ、
    トレーニングなどに反映

    蓄積したデータから、心拍変動の傾向を分析。それに基づき、トレーニングの強度や内容を検討し最適化します。
  • トレーニングや試合後のリカバリーや
    日常生活でのケアについてもアドバイス

    体調を整えるにはリカバリーが大切。適切なクールダウンや休養、そして食事も含めた日常生活も見守ります。
週単位、月単位、そしてシーズンを通してコンディションを安定・向上させていく!

毎日のHRV測定を新たな習慣に。
リカバリーやオフの過ごし方まで、
コンディショニングの意識改革が始まった!

選手たちは、この4月からHRV測定を開始。装置に指を差し込むだけの数分間で、自分の体調が客観的な数字で表されるのは新鮮な経験です。日々のデータが蓄積されはじめ、調子の波が目に見える形となり、自分の感覚だけではコンディションを正しく見極められないことにも気づきはじめました。

こうして“見える化”した体調に基づき、トレーニング強度や休養の取り方などについて、トレーナーにタイムリーに相談できるようになっています。トレーナーにとっても、あえて負荷をかけるトレーニングが適切な時期、軽度なトレーニングで休息を優先したほうがよい時期、さらに試合に向けたコンディションの上げ方や、逆に体調が落ちたときの回復アプローチなど、状態に応じたアドバイスが可能になります。

HRV測定でこんなことが見えてくる!HRV測定器は、心拍変動から自律神経の状態を判定する装置です。自律神経のバランスをとらえることで、心身の状態を総合的に評価し数値化。さらにそのときの免疫力、疲労度、有酸素運動能力などから、レディネスのレベルを判定します。日常生活で生じた変化も含めて、カラダのさまざまなことが見えてきます。

レディネスとは

トレーニングなどによる疲労がどの程度回復しているかを表すもの。トレーニング強度を決めるうえで重要な指標となる。

コンディショニングが変わる!

HRV測定により、客観的な指標に基づく、ブレのない効率的なコンディショニングが可能に。

  • 運動だけでなく、生活のリズムや状態を把握することで、基本的な健康を維持。
  • 試合など、必要な時に合わせてトップコンディションにもっていくプランが可能に。
  • オーバートレーニングを避けてケガのリスクを減らすことができる。
  • 体調の整え方や休みのとり方が見えてきて、オンとオフの効率的な調整ができる。
  • データからパターンをつかみ、その後の長期的なコンディショニングに活かせる。
  • etc.

より高いレベルのパフォーマンスのために
一人ひとりがカラダに向き合い、
トップコンディションの実現を!

その日ごとの自律神経のリズムを知るということは、自分のカラダと毎日向き合うということ。無理をせず体調とうまく付き合えるようになると、徐々に良い状態を保つ方法が身についていきます。心拍変動を測定するというわずかな時間の積み重ねが、日々の過ごし方にも良い影響を与え、大きな目標へと導きます!

澤田トレーナー

HRV測定の客観的な指標が、質の高いパフォーマンスを導くためのコンディショニングの鍵となります。

選手たちは、フィジカル、メンタルともにさまざまなストレスにさらされています。そんななかでも試合に向けてトップコンディションに持っていかなくてはならない。体調を司り、1000分の1秒単位で目まぐるしく変化する自律神経を管理するのは容易なことではありません。しかし、求められるタイミングで質の高いパフォーマンスを発揮するには重要なことです。
優秀な選手ほど、自分のカラダの発する信号には敏感ですが、過度なストレスにより、アンテナそのものに狂いが生じる場合も少なくありません。HRV測定によって心拍変動の客観的な指標が示されることで、休むときは休む、追い込むときは追い込むといった、適切なコンディショニングが可能になると考えています。

藤田トレーナー

休み方もコンディショニングの一環。
体調を見極め、一人ひとりのキャパシティの拡大を目指します。

思い切って「休む」ことが苦手な選手が多く、なかなか勇気のいる決断です。しかし、オーバートレーニングは故障の原因にもなり、結果的には選手にとってリスクの高いものです。体調が把握できると、その選手に合った形で背中を押すことができます。また、アクティブレストを取り入れるなど、オフの日の過ごし方やとらえ方も変わってきます。
体調を管理し、数値に向き合うことで、「もっとできる」ということもわかります。データを蓄積し活かしていけば、一人ひとりのキャパシティを着実に広げていけるはず。こうしたメリハリのきいたコンディショニングとトレーニングでチーム全体のパフォーマンスを高めていってほしいと願っています。

コンディションを上げるために⼤切なHRV測定と3つの実践

心拍変動の測定

運 動

体調によって強度やメニューを調整し、目的に合わせて効率よく動かし、鍛えていく。

食 事

栄養バランスを考えカラダの基礎を強化。調子によって必要なものを適切に補っていく。

回 復

休むことは次に備えること。体調によってリラックスとアクティブレストを適宜とり入れる。

アスリートに限らず、“なりたいカラダ”“欲しいトップコンディション”を獲得するには、その日の状態を見きわめ、体調に応じた運動、リカバリー、そして食事を考えることが大切。トータルに実践してこそ、目標に近づきます!

「体調」の見える化によって、日テレ・ベレーザとしてチーム全体のパフォーマンスが向上し、結果につながるのが楽しみです。次のご報告をお待ちください。
HRV測定を活用したコンディショニングは、アスリートだけでなく、通常の生活の中で、私たちも取り入れることができます。ティップネスの各店舗では「調子測定器」で体験できますので、ぜひ試してみましょう!

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