いきなり走るのはダメ!運動不足の方が注意したいこと
「運動会では、子どもにいいところを見せたい」、「運動不足ではあるけれど、もともと足も速かったし、運動神経には自信がある」、「まだまだ若いからきっと大丈夫」、そう思っているお父さんは実はかなり多いのです。
ところが、普段運動不足なのに急に運動するということはカラダにとってとても危険です。何年も運動をしていないと、カラダの動かし方を忘れているため、転倒してケガをしてしまう恐れがあります。
できれば、運動会の前に少しでも体を動かして運動不足を解消しておきたいところですが、運動不足を解消するといってもいきなりジョギングするのはNGです。ジョギングは思った以上に膝に負担がかかるので、怪我の原因にもなります。
ではどうしたらいいのでしょうか?
動けるカラダになるカギは「カラダの連動性」にあります
運動不足解消にはいきなり走るのではなく、まずは準備運動をしっかりとして運動ができるカラダにすることが大切です。運動前にすることといえば、カラダを温め、筋肉や腱を伸ばすためにストレッチを思い浮かべる方が多いでしょう。
筋肉や腱を伸ばすストレッチはもちろん大事ですが、これに加えて必要になるのが「カラダの連動性」を高めること。ティップネスではコレクティブエクササイズをオススメしています。
コレクティブエクササイズとは、ストレッチにプラスして「各関節の動きを良くして、カラダが上手に連動する状態にする」ためのエクササイズです。このエクササイズを行うことで、関節の稼動域を広げて、カラダの連動性がグッと良くなります。姿勢や体型、コンディションの改善はもちろん、怪我の予防にも効果的です。
そのため、運動する前にこのコレクティブエクササイズをすることで、運動効果も運動のパフォーマンスもアップするのです!これからカラダ作りを始める方もすでに運動をされている方も、トレーニング前にまずはカラダの動きを良くするコレクティブエクササイズを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ティップネスがオススメするコレクティブエクササイズ2選
ティップネスでは、さまざまなコレクティブエクササイズをご用意しています。そこで今回は、簡単にできて、関節の動きを良くしてくれる2つのプログラムをご紹介しましょう。
○股関節の動きを良くし、コアを活性化する「ダイアゴナル・ストレッチ」
やり方
1)仰向けになり、片足の踵を両手で胸に引き付ける
2)引きつけた足と反対の手で足の小指側を持ち、もう片方の手で膝を内側に押し込む
3)膝を伸ばすと同時に上半身を持ち上げる
ポイントは、股関節が深く屈曲した位置で膝を伸ばし、上半身も一緒に持ち上げることです。
これを3~6回ほど繰り返します。
○肩関節の動きを良くする「ウィンギング」
やり方
1)開始姿勢:立って手のひらを向かい合わせて前ならえをする
2)親指を内側にひねりながら肘を後ろに引き、肩甲骨を寄せる
ポイントは、肩はリラックスし、首を長く保つイメージで行うことです。
これを10~15回ほど繰り返します。
どんな運動も最初から無理をせずに徐々に負荷を上げていくことが大事。コレクティブエクササイズも、最初は少ない回数からトライしてみましょう。そして、実際にトレーニングをする際も、最初はウォーキングをしてカラダが慣れてきたらジョギングにする、最初は走る距離を2~3kmにとどめ徐々に距離を伸ばしていく、など無理のない範囲でしてくださいね。
いかがでしたか?せっかくの楽しい運動会も、ケガをしてしまっては台無しになってしまいます。運動不足だと感じているのであれば、事前準備が必須。ぜひ、トレーニング前にはコレクティブエクササイズを取り入れてください。また、運動会になって慌てないためにも、日頃から運動不足を解消することを心がけることも大事です。「動けるカラダ」を手に入れるために、今日から始めてみませんか?