寝つきが悪いのは暑さのせいだけじゃない!?実は入浴がカギを握っています!

寝つきが悪いのは暑さのせいだけじゃない!?実は入浴がカギを握っています!

・ぐっすり眠れない
・寝ても疲れがとれない

疲れているのになかなか寝付けなかったり、ぐっすり眠れない…という方はいませんか?
それって、あなたの「生体リズム」が崩れているからかもしれません。

といった症状が出ているなら注意が必要。もしかしたら、睡眠に問題があるかもしれません。
今回は、睡眠を良くする入浴法についてご紹介します。

CONTENTS

ココロにもカラダにも!よい睡眠が与える4つのメリット

質のよい睡眠が私たちのココロやカラダにどんなプラスの影響を与えるのか、そのメリットを4つご紹介します。

◎その1:脳とカラダに休息を与える

十分な休息をとることで、体温や腸の働きなどのカラダの基本機能が正常に保たれます。

◎その2:記憶が整理される

最近では、入眠直後のもっとも深いノンレム睡眠の際に記憶が保存されるという報告もあり、記憶を整理し次の日の頭の回転をよくする働きがあります。

◎その3:ホルモンバランスが調整される

食欲を抑制したり、細胞を生まれ変わらせるホルモンや、筋肉や骨を強くする成長ホルモンが分泌されます。

◎その4:脳の老廃物がとれる

日中の覚醒時には脳に老廃物がたまりますが、それがきちんと排出されることで脳のダメージを防ぐことができ、脳疾患の予防にもなります。

ここで注目してほしいのが「成長ホルモン」。実は、「アンチエイジング」にも効果があると言われています。睡眠不足になると十分な成長ホルモンが分泌されないため、顔色が冴えなかったり、ニキビや肌荒れを起こしたり、抜け毛や切れ毛など髪のトラブルを引き起こしたりという悪影響を及ぼします。逆に、しっかり眠れると、こうしたトラブルが起きにくくなります。健康はもちろんお肌や髪など美容面からもよい睡眠は欠かせないものなのです。

「入浴」が睡眠に与える2つの影響とは?

「入浴」が睡眠に与える2つの影響とは?

「入浴」は良い睡眠と密接な関係にあります。その理由を見ていきましょう。

1)ココロもカラダも休む準備ができる

人間の体には「生体リズム」と呼ばれるものが備わっていて、睡眠に大きく影響を与えています。「生体リズム」は、外の環境とは関係なく刻まれる体のリズムで自律神経のリズムでもあります。交感神経優位の時間は“活動的”に、副交感神経優位の時間は“休む準備”にと、人間の「生体リズム」は決まっています。「良質な睡眠」のためには「副交感神経」の正しいタイミングの活性化がキーポイントです。ぬるめのお湯につかることで副交感神経が刺激されますので、つまり良い睡眠をとるためには「入浴」が重要な働きをしているのです。

2)体温をいったん上げる

私たちが眠りに入ると体温が1℃程度急激に下がります。脳や臓器などを休ませるために温度を下げて疲労を回復してくれるからです。入浴すると、いったん体温が上がりますがその後徐々に体温が下がっていきます。体温が下がるときに眠りにつきやすくなるため、入浴して体温を上げることで快適な眠りにつながるのです。

意外と簡単!快適な眠りを導く入浴法

しっかりと眠るために、脳と体温をコントロールして睡眠スイッチを入れましょう。方法は簡単。毎日入浴してから寝る、ということを繰り返すと、入浴が眠るためのスイッチとなって自然と眠れるようになります。体温が下がりだすころに眠るのがベストですので、寝る前1時間~1時間30分くらい前の入浴がよいでしょう。

その際に心がけてほしい、快適な眠りのための入浴法は以下の通りです。
・入浴前にコップ1杯のお水を飲みましょう。
・40℃くらいのお湯に15分程つかります。浴槽内でのストレッチやマッサージも効果的です。
・目を休めると脳の疲れも早くとれやすくなります。ホットタオルで顔を覆う、照明を暗くして入るのもオススメです。
・お風呂から上がったら、通気性のよいウェアを着てゆっくり休みましょう。冷え性などでお風呂上がりに靴下をはく方もいますが、熱の放散を妨げるため、靴下ははかずにお風呂で十分に足先を温めることを心がけましょう。

長時間入浴するとストレスがたまる原因になることもありますので、長風呂は控えましょう。また、どうしてもシャワーしか浴びることができない場合は、お腹周りや、手、足など大きな血管が通っている場所を中心に温めると、体温が上がりやすくなります。

また、入浴によるリラックス効果も、眠りにつきやすくなる要因になります。
たとえば、
・入浴による浮力にはリラックス効果がありココロもカラダも眠るのに適した状態になります。
・好きな香りの入浴剤を使うことで、気分がリラックスすることもあるでしょう。この場合、天然成分のものを使うとより効果的です。
・電気を消して暗くして入浴することで、気分が落ち着き眠りにつきやすくなるということもあります。
・入浴しながら好きな音楽を聴くことで、ココロがリラックスします。

 

いかがでしたか?よい睡眠は、私たちのココロにもカラダにも必要なもの。入浴法を変えるだけで、気持ちよく眠れて疲れをとることができます。できれば毎日入浴するのがベストですが、帰りが遅いなどさまざまな理由で難しいこともあるかもしれません。そんなときは、「1週間のいいスタートを切るために日曜日は入浴する」、「疲れが溜まりだす週の真ん中の水曜日に入浴して後半を乗り切る」、などポイントポイントで入浴することを心がけてみてください。眠れない、寝ても疲れがとれないという方も、入浴法を変えるだけで、よい睡眠がとれてカラダもココロもしっかり回復してくれるはずです。ぜひ実践してみてくださいね。

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