毎日ジムに通ってもOK!メリット・デメリットや注意点【24時間ジム時代の新常識!?】

毎日ジムに通ってもOK!メリット・デメリットや注意点【24時間ジム時代の新常識!?】

・毎日ジム通い
・24時間ジム
・筋トレ分割法

毎日ジムに通うことは、トレーニング中級者~上級者にとって効率良く成果を上げる手段になります。ただし、やみくもに毎日通っても効果が出ずに、オーバーワークとなって逆効果になってしまうことも。効果を最大化するには「部位ごとのローテーション」や「有酸素運動の活用」といった計画的なアプローチが不可欠です。 この記事では、毎日ジムに通う場合のメリット・デメリットを踏まえ、オーバーワークを防ぎつつトレーニング効果を高める具体的な方法や継続のコツなどを徹底解説します。正しい知識を身につけて、理想のボディメイクを実現しましょう!

CONTENTS

【結論】ジムは毎日通ってもOK!

【結論】ジムは毎日通ってもOK!

ジムに毎日通うことは、適切な方法で行えば問題ありません。疲労を適切に管理しながらスケジュールを組み立て、効率良くトレーニングを進めることができれば、むしろ週1、2で通うよりも遥かに高い効果を得ることが可能です。

ただし、毎日同じ部位を限界まで鍛え続けると、筋肉の回復が追いつかず「超回復」が起こらないばかりか、オーバーワークやケガのリスクが高まります。
効果的な方法としては、曜日ごとに鍛える部位を分ける「ローテーション」を取り入れることや、トレーニングの強度を調整すること、さらには有酸素運動や積極的休養をスケジュールに組み込むことが挙げられます。計画的なアプローチで、毎日のジム通いを最大限に活用しましょう。
 

曜日ごとにトレーニングする部位を設定する

毎日ジムに通う場合、曜日ごとに鍛える部位を明確に分けることが最大のポイントです。

筋肉はトレーニングによって刺激を受けた後、約24~48時間の修復期間を必要とします。この期間に筋肉が回復・成長するため、同じ部位を連続して鍛えると「超回復」の効果が得られず、オーバーワークに陥るリスクがあります。また、疲労の蓄積はケガの原因にもなります。

そこで、「分割法」という方法が使われます。1960年頃にボディービルダーに広まり今も使われている方法です。オーソドックスなのは、月曜日はスクワット、火曜日はベンチプレス…など、上半身と下半身を分割して鍛える「二分割法」です。上半身/下半身ではなく、プッシュ系のトレーニング/プル系のトレーニングという分け方をするパターンもあります。

また、土曜日は有酸素運動だけにして、日曜日は完全休養日にするなど、軽いメニューの日や休息日を作ることも大切です。
 

ジムに毎日通う5つのメリット【24時間ジムを有効活用】

ジムに毎日通う5つのメリット【24時間ジムを有効活用】

毎日ジムに通うことで得られるメリットは多くあります。特に24時間ジムを活用すれば、効率的かつ柔軟なトレーニングが可能になります。
ここでは、毎日ジムに通う5つのメリットを詳しく解説します。

常にどこかの筋肉が成長するサイクルを作ることができる

上述した分割法を使い、毎日トレーニングをしていくと、「胸が超回復している間に足を鍛え、足が超回復している間に背中を鍛え…」と、止まることなく全身のどこかの筋肉が成長するサイクルを作ることができます。そこまで厳密なスケジュールを作らなくても「今日は胸が筋肉痛だから足をやろう」「足が筋肉痛だから腕をやろう」と毎日違う部位をトレーニングしているうちに、全身くまなく筋肉がついているはずです。

毎日トレーニングすること自体が筋力アップに効果的という研究結果もあります。エディス コーワン大学と新潟大学・西九州大学が共同で行った実験によると、6セットのトレーニングを週に1回行ったグループと、6セットのトレーニングを週5日行ったグループと、6セットのトレーニングを5回、週に1日行ったグループでは、6セットのトレーニングを週5日行ったグループが筋力が10%以上増加したそうです。オーバーワークに気をつけながらも、筋肉を増やしたいなら毎日筋トレを行うのが効果的と言えるでしょう。

トレーニング習慣が身につく

毎日ジムに通うことで、トレーニングが生活の一部となり、自然と習慣化されます。朝起きたら歯を磨くように、日常の一環として「体を動かすこと」が当たり前の行動になります。この習慣が身につけば、トレーニングを続けることが負担に感じにくくなり、長期的な成果が期待できます。特に24時間ジムを活用すれば、夜勤や早朝の仕事など不規則な時間帯で生活する人でも、自分に合った時間にトレーニングを行えるため、無理なく習慣化しやすいでしょう。

24時間いつでもできるトレーニングジム

24時間いつでもできるトレーニングジム

総合フィットネスクラブ+24時間ジム

通勤前の早朝トレーニングでも、仕事帰りでも、仕事が長引いてしまった夜にでも。空いた時間で毎日通えます。

正しいフォームが身につきやすくなる

トレーニングフォームは、動作を繰り返すことで体に染み付きます。そのため、頻繁にジムに通うほど正しいフォームを習得しやすくなります。特に、新しいトレーニングを始める場合やフォームを見直したい場合は、高頻度でのトレーニングが効果的です。ただし、間違ったフォームを身につけてしまうと効果が薄れるだけでなく、関節や筋肉を痛めるリスクが高まります。そのため、慣れないトレーニングをする場合は、トレーナーの指導を受けたり、フォームを動画で確認するなど、正確な動作を習得する工夫が必要です。

ピークパフォーマンスを考えトレーニングできる

スポーツの大会や重要なイベントでは、当日に向けて体調をピークに仕上げ、最高のパフォーマンスを発揮したいと考えるもの。そのためには、体力を高めながら疲労を最小限に抑えるバランスが重要です。
毎日ジムに通うことで、トレーニングの進捗を細かく調整しやすくなります。たとえば、重量や回数を徐々に増減させることで、体力の向上と疲労の管理を両立させることができます。これにより、計画的に体をピークに持っていくトレーニングが可能です。一方、週2回程度のトレーニングでは、頻度が少ない分、調整の自由度が低くなり、目標に応じた緻密な計画が立てにくくなります。

1回あたりの運動時間を短くできる

毎日ジムに通うことで、1回あたりの運動時間を短く設定することが可能になります。
たとえば、週2回のトレーニングを1回90分行っていた場合、これを週7日に分けることで、1日のトレーニング時間を半分以下に短縮できます。1回のトレーニングで行う種目数や各種目のセット数を調整することで、無理なく運動量を分散でき、トレーニングの集中力を保ちながら疲労の蓄積を抑えることができます
さらに、1回の運動時間が短くなることで、忙しい人でもスケジュールに組み込みやすくなり、ジム通いを継続しやすくなるのも大きなメリットです。特に、限られた時間を有効活用したい人には効果的な方法と言えます。

ジムに毎日通う3つのデメリット

ジムに毎日通う3つのデメリット

毎日ジムに通うことには多くのメリットがある一方で、オーバーワークのリスクや疲労の蓄積、毎日のトレーニング時間を確保する難しさなど注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、毎日ジムに通う主なデメリット3つについて解説します。

オーバーワークのリスク

筋肉が十分に回復する前に次のトレーニングを行ってしまうと、オーバーワークに陥り成長を妨げるだけでなく、疲労の蓄積やケガの原因にもなります。

オーバーワークを避けるためには、部位別にトレーニングを行うローテーションを組み、筋肉痛がある部位は休ませる、トレーニングの強度を調整するなど、体の状態に合わせてメニューを考えることが大切です。疲労が溜まりすぎた場合は有酸素運動で積極的休養をとることで回復を促進できます。

疲労が抜けなくなる

部位ごとにローテーションを組んでいても、毎日トレーニングを続けると全身の疲労が徐々に蓄積することがあります。これを防ぐためには、すべてのトレーニングを限界まで追い込むのではなく、週の中でメニューに強弱をつけたり、軽めのトレーニング日を設けたりすることが重要です。
また、最も効果的な疲労回復方法は十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事です。そのため、日頃から十分に睡眠時間を確保し、適切なエネルギー摂取やPFC(たんぱく質、脂質、炭水化物)のバランス、ビタミンとミネラルの摂取を行うことが大切です。

毎日時間を確保することが難しい

毎日ジムに通いたいと思っても、仕事や家庭の都合などで難しいケースがあります。そのような場合は、まとまった時間を確保できる日には筋トレを2時間しっかりと行い、忙しい日には有酸素運動と1~2種目の筋トレを合計20~30分程度で終わらせる日を作るなど、無理のない範囲で計画を立てましょう。

ジムに毎日通って効果を上げる考え方

ジムに毎日通って効果を上げる考え方

ジムに毎日通って効果を上げる考え方

ジムに毎日通って効果を上げるためには、休養やローテーションの組み方、一週間での強弱の付け方などの考え方を押さえることが重要です。毎日ジムに通う上で知っておくべきポイントを踏まえ、戦略的にトレーニングに取り組み、効率的に成果を出しましょう。

24時間~48時間の休養が必要

筋肉はトレーニングによって筋繊維が傷つき、その修復過程で成長します。しかし、修復が完了する前に同じ部位を再びトレーニングすると、傷がさらに悪化し、逆にパフォーマンスが低下したり、ケガにつながる恐れがあります。
一般的に、筋肉の回復には24時間~48時間が必要とされています。そのため、毎日ジムに通う場合は、前日鍛えた部位を避け、異なる筋肉に負荷をかけるようにトレーニングメニューを工夫することが重要です。これにより、回復を促しながら効率良く筋肉を成長させることができます。

曜日ごとにトレーニングする部位を設定する

前述した二分割法を基本として、さらに細かく設定する三分割法・四分割法も存在します。三分割になると「胸の日」「背中の日」「足の日」という分割になります。四分割になると「胸の日」「背中の日」「足の日」「肩・腕の日」などになってきます。
さらに上級者になると、例えば肩の三角筋であれば、前部・中部・後部と、分割したトレーニングに加えてきめ細かく鍛えていくトレーニーもいます。ただ、中級者程度までであればそこまで考えず、二分割法・三分割法で十分結果が出てくるはずです。

一週間の中でピークを作る

一週間の中で「ピークを作る」とは、特定の日に負荷やトレーニング量を最も集中させ、そのほかの日を低強度や軽めのメニューに設定する方法です。たとえば、金曜日を高負荷トレーニングの日に設定し、その前日の木曜日は負荷やトレーニング量を20~30%程度抑えるといった具合にメニューを調整します。
このアプローチにより、トレーニング強度に適度な波をつけ、体への負担を分散できます。計画的に負荷を調整することで、オーバーワークを防ぎつつ回復を促し、効率的で効果的なトレーニングを実現できるでしょう。

有酸素運動をうまく活用する

毎日ジムに通うと、知らず知らずのうちに疲労が蓄積してしまうことがあります。疲労を溜めないためには、有酸素運動のみを行うリカバリーデイを取り入れるのが効果的です。低強度の有酸素運動は血流を促進し、全身に酸素や栄養を効率良く運ぶことで疲労回復をサポートします。
特に上級者はトレーニングで高負荷をかけることが多く、疲労が溜まりがちです。そのため、週に1~2日程度をリカバリーデイとして設定し、ウォーキングや軽めのバイク運動などの有酸素運動を中心に行うとよいでしょう。

ジムに毎日通うためのコツ

ジムに毎日通うためのコツ

ジムに毎日通うためにはモチベーションを維持することが重要で、特に大切なのは目標設定や効率的なトレーニングの実施、規則正しい生活です。ここでは、継続するためのコツについて解説します。

目標を明確にする

「毎日通う」こと自体を目標にしてしまうと、1日休んだだけでモチベーションが下がり、継続が難しくなる場合があります。そのため、ジム通いの継続を目的とするのではなく、「△月までに〇kg痩せる(あるいは〇kg増量する)」「3ヶ月後に〇kgのベンチプレスを上げる」「半年以内に腹筋を割る」といった具体的かつ現実的な目標を設定することが重要です。
こうした明確な目標を立てることで、進捗が確認しやすくなり、達成感を得る機会が増えます。それにより、モチベーションを高く維持しやすくなり、トレーニングの習慣化や目標達成につながります。適切な目標設定こそ、長期的な成功の鍵となるのです。

無理なトレーニングを実施しない

自分の体力や筋力を遥かに大きく超えるハードなトレーニングは避けたほうが無難です。あまりに過度な負荷をかけると、「またキツイ思いをするのか」「本当にやり切れるのか」といった心理的障壁が高まり、トレーニングそのものが負担となり、継続が難しくなります。
トレーニングの負荷は、肉体的にも心理的にも「ほぼ確実にこなせる」と感じられるレベルから始めることが重要です。負荷を徐々に高めたい場合は、まずはセット数を増やしたり、レップ数を少しずつ追加する方法がおすすめです。段階的なアプローチをとることで、無理なくトレーニングを続けられるようにしましょう。

規則正しい生活でリカバリーする

運動効果を最大化するために、十分な睡眠とバランスの取れた栄養摂取は欠かせません。たとえ運動習慣が身についていても、睡眠不足や栄養バランスの偏った食事が続けば、疲労が蓄積し、モチベーションが低下します。
毎日のジム通いで効果を出しつつ継続するためには、1日7~8時間の睡眠をしっかり確保し、たんぱく質・脂質・炭水化物のバランスを意識した食事を心がけることが重要です。また、ビタミンやミネラルの摂取も疲労回復や体調維持に役立ちます。規則正しい生活をベースにすることで、トレーニングの質を高め、長期的な成果を得ることが可能になります。
 

毎日ジムに通うことに関するQ&A

毎日のジム通いについて「毎日通ったら痩せるのか?」「初心者でも毎日通った方がよいのか?」など疑問に思うこともあるでしょう。ここでは、毎日のジム通いに関するよくある質問に対して回答します。

Q,毎日通ったら痩せる?

毎日ジムに通うことで、痩せる可能性は高まると言えます。体重を減らすためには、摂取カロリーよりも消費カロリーが多い状態を作ることが重要です。毎日の運動は消費カロリーを増やす手段として効果的で、脂肪燃焼や体重減少をサポートします。
ただし、消費カロリーを上回るカロリーを摂取すると、体重が増加してしまいます。そのため、運動だけに頼るのではなく、食事のカロリー管理もあわせて行うことが大切です。たとえば、1日の摂取カロリーを記録したり、たんぱく質中心のバランスの良い食事を心がけるとよいでしょう。

 

Q,初心者も毎日通ったほうがいい?

初心者でも、毎日のジム通いはおすすめです。特に筋トレ初心者は、正しいフォームの習得が重要ですが、頻繁に通うことで体に動きを覚えさせる機会が増え、スムーズに習得できます。結果として、トレーニング効果を早く実感しやすくなるでしょう。
ただし、初心者の場合は無理をせず、負荷の低いトレーニングから始めることがポイントです。たとえば、軽めのダンベルやマシンを使用したトレーニングを取り入れると、ケガのリスクを抑えながら効果を期待できます。また、フィットネスバイクやスイミングなどの有酸素運動も脂肪燃焼や体力向上に役立つため、筋トレと組み合わせて行うのがおすすめです。

 

毎日ジム通いのメリットを活かし、トレーニング効果を最大化しよう

ジムに毎日通うことで、トレーニングが習慣化し、フォームの習得や計画的なトレーニングが可能になるなど、多くのメリットがあります。ただし、オーバーワークや疲労の蓄積といったリスクも伴うため、曜日ごとに鍛える部位を分けたり、有酸素運動をうまく活用したりして、疲労を管理することが重要です。
さらに、明確な目標設定や規則正しい生活を心がけることで、継続しやすく、トレーニング効果を最大化できます。メリットと注意点をしっかり理解し、自分に合った方法で毎日ジムに通い、理想の体を目指しましょう!
 

【 ティップネスマガジン 】

ランキングランキング

目的で選ぶ