表情筋トレーニングで若々しい顔に!メリットや部位別の鍛え方、グッズを徹底解説【話題の顔ヨガも】

鏡を見ながら頬を膨らませる表情筋トレーニングをする女性

・表情筋トレーニングの効果
・顔ヨガとの違い
・表情筋トレーニングのやり方
・表情筋トレーニングの注意点

鏡を見たときに「なんだか疲れて見える」「ほうれい線やたるみが気になる」と感じたことはありませんか? その原因のひとつが、加齢や生活習慣によって衰えやすい表情筋です。
そんなときに役立つのが「表情筋トレーニング」です。表情筋を鍛えることでリフトアップや血行促進につながり、若々しい印象を保ちやすくなります。
この記事では、表情筋トレーニングのメリットや基本のやり方、部位別の集中ケア、効果を高めるグッズまでわかりやすく解説します。
毎日の習慣に表情筋トレーニングを取り入れて、自信あふれる笑顔を手に入れましょう。

CONTENTS

表情筋トレーニングとは?

表情筋の図

表情筋の役割と重要性

顔には約30種類の表情筋があり、笑顔や怒り、驚きといった感情を伝えるうえで欠かせない役割を担っています。ところが、年齢を重ねるとともに、スマホやデスクワーク中心の生活で表情が動かない時間が増えると、表情筋は衰えやすくなります。そうなるとたるみやシワが目立ち、実年齢以上に老けた印象を与えてしまうこともあります。

一方で、意識的に表情筋を動かして鍛えれば、フェイスラインが引き締まり、血流も促進されます。その結果、シワやたるみの改善が期待できるだけでなく、表情そのものが明るくなり、若々しい印象を保ちやすくなるのです。

表情筋トレーニングのメリット

表情筋を積極的に動かすと血流が良くなり、顔のむくみが取れやすくなります。血行が促進されることで新陳代謝も高まり、肌のトーンが明るくなる効果も期待できます。さらに、筋肉のハリが戻ることでフェイスラインが引き締まり、リフトアップやほうれい線の軽減にもつながります。また、鍛えた表情筋によって自然な笑顔や豊かな表情が出るようになり、人とのコミュニケーションも明るく円滑になりやすくなります。

話題の顔ヨガとの違い

顔ヨガは表情筋トレーニングの一種で、深い呼吸やストレッチの要素を組み合わせながら、顔の筋肉を大きく動かすのが特徴です。血行促進やリフトアップといった基本的な効果はどちらも共通していますが、顔ヨガはリラクゼーションや全身のバランスを整えることを重視する傾向があります。

一方、表情筋トレーニングは特定の筋肉を狙って動かし、集中的に鍛えることに重点を置きます。そのため、シワやたるみといったピンポイントの悩みに対応しやすいのが特徴です。目的やライフスタイルに合わせて選んだり、両方を組み合わせたりすることで、より効果的なケアが可能になります。

表情筋トレーニングを始める前に

表情筋トレーニングの効果をしっかり引き出すためには、まず鏡の前で自分の顔をチェックし、たるみやシワなど気になる部分を確認しましょう。どの筋肉を重点的に鍛えるかを意識しておくと、取り組みやすくなります。

また、始める前にこめかみや頬、あごのまわりを軽くマッサージして血流を促すのもポイントです。筋肉が温まることで動きがスムーズになり、無理な力みを防ぎやすくなります。
 

基本の表情筋トレーニング

鏡を見ながら口を開く表情筋トレーニングをする女性

表情筋を全体的に動かす基本の方法が、口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と発音する「あいうえお体操」です。声に出す必要はなく、鏡を見ながら口の形をしっかり作るだけでも効果があります。

それぞれの音を大きく、ゆっくりと発音すると、顔全体の筋肉がしっかり動き、血流もスムーズになります。特に『え』のときは口角をぐっと上げて、頬がキュッと持ち上がる感覚を意識しましょう。そうすることで、顔全体が引き上がったようなリフトアップ効果を感じやすくなります。

あいうえお体操は道具いらずで、イスに座ったままでも、家事の合間や仕事の休憩中でも手軽に行えます。1日に数回、数分だけ取り入れるだけで顔が動かしやすくなり、表情も自然に柔らかくなっていきます。

【気になる部分を集中ケア】部位別の表情筋トレーニング

表情筋トレーニングは顔全体をまんべんなく動かすだけでも効果がありますが、特に気になる部分を集中的にケアすることで、より実感しやすくなります。ここでは、目元・口元・頬・眉間やおでこなど、代表的な部位のお悩み別におすすめのトレーニング方法とサポートグッズを紹介します。

【目元】シワ・たるみ・疲れ顔の改善

おすすめトレーニング:双眼鏡のポーズ

両手人差し指で両まぶたを押さえる女性

目の周りの筋肉である眼輪筋を鍛える代表的な方法が、顔ヨガでよく紹介される「双眼鏡のポーズ」です。

やり方は、両手で目の周囲を丸く囲むようにして双眼鏡をのぞくような形を作り、視線を前方に集中させます。このとき、人差し指は、おでこと眉間にシワができないよう少し引きながら眉を押さえてください。
その状態で目を大きく見開き、次にギュッと細める動作をゆっくり繰り返しましょう。短時間でも血流が促され、目元のくすみや疲れた印象が和らぎやすくなります。

ポイントは、おでこを上げるのではなく眼輪筋を使って目を開けることです。おでこを上げると、効果が出ないばかりか、額のシワの原因になってしまいます。

眼輪筋(目の周りの筋肉)を指し示す図

おすすめグッズ:アイマッサージャー・アイスローラー

さらに効果を高めたいときは、トレーニング後にアイマッサージャーやアイスローラーを取り入れるのもおすすめです。温熱や振動で筋肉のこわばりを和らげたり、冷却によってむくみをスッキリさせることができます。特に朝の腫れぼったさや、長時間のデスクワークで疲れを感じたときに使うと、その効果を感じることができるでしょう。

【口元】口角の下がり・ほうれい線対策

おすすめトレーニング:割り箸トレーニング

割り箸を横に軽くくわえ、歯で強く噛みすぎないよう注意しながら口角を引き上げます。その状態で「え」とはっきり発音すると、頬の筋肉である大頬骨筋がしっかり働きやすくなります。
シンプルな動作ですが、繰り返すことで口角を上げる習慣がつき、ほうれい線の予防や口元の若々しさを保つのに役立ちます。

おすすめトレーニング:ライオンのポーズ

口を大きく開けて舌を下方向に思い切り出して上を見る女性

「ライオンのポーズ」は顔ヨガの代表的なポーズで、顔全体を一気に動かすのが特徴です。
やり方は、口を大きく開けて舌を思いきり前に突き出し、同時に目を大きく見開きながら「はーっ」と強く息を吐き出します。この動作で口周りから目元までの筋肉が一度に活性化し、血流が促されることで顔色が明るく見えるようになります。
仕事の合間や一日の終わりに取り入れると、気分のリフレッシュにもつながります。

おすすめグッズ:EMS美顔器

EMS美顔器は、電気刺激で筋肉を動かすことでトレーニングをサポートする機器です。普段は動かしにくい口周りや頬の表情筋まで効率的に刺激できるため、短時間でも効果を実感しやすいのが特徴。1日数分の使用でリフトアップやフェイスラインの引き締めが期待でき、忙しい人にも取り入れやすいアイテムです。
使用するときは必ず取扱説明書に従い、強さを徐々に調整することが大切です。また、肌が敏感な人はパッチテストを行い、赤みや刺激を感じた場合は使用を控えましょう。

【頬】たるみ・フェイスラインのもたつき対策

おすすめトレーニング:バルーンフェイス

片頬を膨らませる女性

顔ヨガで紹介される「バルーンフェイス」は、片方の頬を大きく膨らませて5秒ほどキープし、その後ゆっくりと空気を抜く動作を左右で繰り返します。
頬の筋肉を鍛えるだけでなく、口周りの血行を促してフェイスラインの引き締めにも効果的です。場所を選ばず取り入れやすいので、日常のすき間時間に続けやすいのが魅力です。
ポイントは、ほうれい線を伸ばす意識をすることです。

おすすめグッズ:表情筋トレーナー

頬を意識して鍛えたいとき、より効率的に刺激を与えられるのが表情筋トレーナーです。口にくわえて軽く振動させるだけで、普段のトレーニングでは動かしきれない頬からあごのラインまでを広範囲に鍛えることができます。使用後は必ず水洗いし、衛生的に管理しましょう。

【眉間・おでこ】シワの改善

おすすめトレーニング:眉間・おでこのマッサージ

両手の指先でおでこを押さえる女性

眉間やおでこのシワは、筋肉が過度に緊張していることが原因になるケースが多いため、鍛えるよりもマッサージによる”緩めるケア”が効果的です。

  • 眉間:目を閉じてリラックスし、両手の中指で円を描くように10秒ほど優しくマッサージします。
  • おでこ:両手の指先を使い、額全体を円を描くように優しくマッサージします。クリームやオイルを塗ってから行えば摩擦を防ぎ、肌にもやさしいケアが可能です。

さらに、頭皮をマッサージして血流を促すと、額の筋肉もゆるみやすくなり、より高いリラックス効果が得られます。

おすすめグッズ:マイクロニードルパッチ

乾燥による小ジワが気になる場合は、ヒアルロン酸などの美容成分を角質層まで届けられるマイクロニードルパッチを活用すると効果的です。
マッサージで筋肉をほぐしたあとにプラスすれば、肌のハリが戻りやすくなり、若々しい印象をサポートしてくれます。

肌が敏感な人は必ずパッチテストを行い、赤みや刺激を感じたときは使用を控えましょう。

表情筋トレーニングの注意点とよくある疑問

鏡を見て口周りを気にする女性

やりすぎは禁物!適切な頻度と時間

表情筋トレーニングは筋肉に刺激を与える運動なので、毎日長時間行う必要はありません。過剰に行うと筋肉が疲れてしまい、逆にたるみや不自然な表情の原因になることもあります。

目安は週に2〜3回、1回5〜10分程度です。短時間でもしっかり筋肉を意識して動かせば十分効果が期待できます。鏡を見ながら正しく表情筋を動かせているか確認し、力を入れすぎたり、無理に大きく動かしたりしないよう注意しましょう。

効果が出ない?逆効果?原因と対策

表情筋トレーニングを継続していても「思ったほど変化がない」と感じる場合、多くはやり方が間違っているか、筋肉を意識できていないことが原因です。まずは鏡を使って動きを確認し、どの筋肉を鍛えたいのかを意識しながら行いましょう。

また、表情筋は短期間で劇的に変わるものではありません。1〜2回で効果を実感するのは難しく、週に数回でもコツコツ続けることが大切です。少しずつ血行が良くなり、筋肉のハリが戻ることで変化を感じられるようになります。

逆に力を入れすぎたり、必要以上に大きく顔を動かしたりすると、不自然な表情のクセがついてしまうこともあります。痛みや違和感を覚えた場合はすぐに中止し、自己判断が難しいときは美容クリニックや専門の指導者に相談すると安心です。

さらに、表情筋のハリや若々しさを保つためには、トレーニングだけでなく食生活も重要です。糖質の過剰摂取や高温調理された食品を控え、野菜やたんぱく質、抗酸化・抗糖化作用のある食品をバランスよく取り入れることもぜひ意識してみてください。

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こんな時は要注意!トレーニングを避けるべきケース

肌に炎症やニキビがあるときは表情筋トレーニングは避けましょう。表情筋を大きく動かすと摩擦や刺激が加わり、赤みや腫れが悪化する恐れがあります。

体調がすぐれないときも無理は禁物です。疲れているときに行うと、かえって顔のこわばりや違和感が出やすくなります。休養を優先し、コンディションが整ってから再開しましょう。

また、妊娠中や授乳中の人はホルモンバランスの影響で肌や体調がデリケートになりがちです。軽度の表情筋トレーニングは一般的に安全とされており、基本的には問題ありませんが、不安がある場合は医師に相談してから行うとより安心です。

表情筋を鍛えて、自信あふれる笑顔を!

表情筋トレーニングは、顔のたるみやシワを和らげるだけでなく、血行を促進して肌のハリや明るさを引き出すシンプルで効果的な方法です。

基本の「あいうえお体操」から部位別の集中ケアまで、日常生活のすき間時間に無理なく取り入れることができます。さらにEMS美顔器やマッサージグッズを組み合わせれば、効率的に若々しさをサポートすることも可能です。

大切なのは正しい方法でコツコツ続けること。毎日の小さな積み重ねが、自然で魅力的な笑顔と、自信に満ちた表情を育んでいきます。

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