【体重が79kg→58kgへ!】諦めずに続けて-21kgのダイエットに成功した私の体験談

【体重が79kg→58kgへ!】諦めずに続けて-21kgのダイエットに成功した私の体験談

ダイエットをしようと思っていても、なかなか続かなかったり、思ったように体重が落ちないことがあると思います。

今回は、ティップネスマガジン編集スタッフのM(40代・女性)が、色々な苦難を経て-21kgのダイエットに成功した自身の体験を皆様にお伝えさせていただきたいと思います!

ダイエットの方法や運動メニュー、心がけなど、ダイエットに挫折しかけている方の参考になれば幸いです。

私がダイエットを始めようと思ったきっかけ

細い体型と無縁の16年間

私が高校生だった5月のある日。
体重計の表示が79.9kgを指したのを見たその瞬間、可憐な乙女だった私は、ダイエットを決意しました。

もともと、細くて華奢な体型とは無縁の16年・・・。幼稚園の時から食べることが大好きで、丼飯(どんぶりめし)が朝ご飯だった私は、ご飯を食べたばかりでもポテトチップス、チョコレート…美味しいものが目の前にあると欲しがっちゃって我慢ができない子でした。モグモグ生活×16年でほぼ80kgの乙女が完成です。


高校生の私は、周りの同級生女子たちが、「〇〇君かっこいいよね」「今度サッカー部の試合観に行かない?」などとイケメン男子の品評を始める中、私の心を奪ったのは…学食の自販機のいちごオーレでした。

ある日は二時限目終わりのお腹が減ってきた頃にゴクゴク、またある日は食後の昼休みにゴクゴク…と、学校で毎日いちごオーレとの甘い時間を過ごしていたところ…冒頭の体重です。。。
「学校で過ごす、いちごオーレとの時間は夢のようだわ!」と思っていたその甘い時間は…とんでもない現実を突きつけてきたのでした。

 

「痩せないとなぁ…」とは漠然と思っていましたが、「明日からダイエット始めよう!」の「明日」がなかなか来ない毎日。明日が来れば、「今日できることは明日もできる」とリラックマのごとく!永遠に明日が来ない日々はさながらタイムリープもののアニメのようでした。

ですが、79.9kgという数字を見た時に、さすがに「100kgに手が届くぜ!こりゃ歯止めが効かんな・・・」と現世で一番当たる預言者となった私は、なんとかこの流れを食い止めようと背水の陣でダイエットを決意しました。

体重計を見てショック

-21kgを実現したダイエット方法

私がしていたのは「ダイエット」ではなく「減量」だった

「ダイエットするぞ!」と決意した私は“とにかく食事を減らす”という定番中の定番なことをはじめてみました。

“なんとなく減らしてる風”にならないように、家庭科の授業で使う『食品成分表』という教科書を読み漁って、1日の食事を1,200Kcalに調整して・・・という具合に「できる女だぜ」と最初の頃は意気揚々でした。
…なんですが、毎日学校に行きながらこんな面倒なことが続くわけないですよね。結局は昼だけは好きなものを食べて朝晩は寒天か豆腐だけ、という「よくある女」に成り下がった日々を繰り返します・・・。

なんだかんだで少しずつ痩せていったんですけど、3ヶ月位経った頃から全然体重が減らなくなってしまいました。もう「ダメ女」です。

「もっと食事を減らさにゃいかんか?」とさらに食べる量を減らしたダメ女でしたが、その愚行は体重をスルスルと落とすと同時に、健康状態もズルズルと悪い方へ引きずり落とすことに。風呂に入れば低血糖でぶっ倒れる。体温は上がらないし、すぐに風邪をひくし。今思えば若さゆえの突っ走りなんですが、まあ、ダメ女改め、ただの「おバカさん」ですよね。

結果、さらに食べる量を減らして1ヶ月後、 体重は減ったんです。
ところが、鏡を見ると自分が思い描いていた姿とは全然程遠く…

「いちごオーレも我慢してがんばって痩せたのに…なんだか違うなぁ…?」と思いました。

 

当時の私は、体重が減ればすべてOKだと思ってたんですけど、それって違うんですよね。私がしていたのはあくまで「減量=体重を減らす」ということで、体重が減るだけでは痩せて綺麗にはなれないってことがわかっていませんでした。

「体重を減らすのは、ボクサー!私たち乙女は綺麗にならないと!」って気づいたときは「こんなに苦しくて、がんばったのに…わたしボクサーちゃうやん!」と危うく心がポキッと折れそうになりました。。。
 

ダイエットではなく減量だった

 

 

食事制限のダイエットから運動重視のダイエットへ

願ったようなボディラインにはならなかったのですが、体重が落ちたことで、夢見ていた普通サイズの服を着られるようになりました。

鏡に映る普通サイズの服を着た自分を見てちょっとばかり萌えちゃった私は「もう、あの頃には戻りたくない!!」と強く思い、どうしたら理想のカラダになれるのか…そこから猛勉強が始まりました。

それからは愛読書を『食品成分表』から『Tarzan』にチェンジ。(案件じゃありませんよ!)
『Tarzan』のトレーニング特集、ダイエット特集を読み漁り、学校の勉強よりも夢中になっていると、大切な二つのキーワードに辿り着きました。

 

それは「食事」と「運動」です。

 

例えば、「筋肉が減ると基礎代謝が落ちる」という事実がわかったので、「じゃあ、筋肉つければカロリー消費はヌルゲーだな」ってことで、毎日筋トレを1時間するようになりました。
 

 

ダイエットに成功したトレーニングメニュー

その後、筋トレのおかげで数年かけてダイエットに成功することができました。

その頃に私が行っていたトレーニングメニューをご紹介します。メニューは『Tarzan』を教科書にして色々と試しながら自分に合ったトレーニングに絞っていった感じですが、簡単なので誰でもできて続きやすいメニューだと思いますよ。

※以下のトレーニングメニューについて、詳しく知りたい方はぜひ検索で調べてみてください。


<上半身> (左右の腕に500gのリストバンドを装着して実施)

・胸筋トレーニング(500mlのペットボトルを持って)
ベンチプレス(フロアペットボトルプレス)30〜40回
フロアダンベルフライ 30〜40回 

※参考動画

 

・上腕トレーニング(500mlのペットボトルを持って)
プルオーバー 20〜30回
フレンチプレス 左右各30〜40回
キックバック 左右各30〜40回
バイセップス・カール 左右各30回〜40回
コンセントレーションカール 左右各30回〜40回

※参考動画

 

・背中トレーニング(500mlのペットボトルを持って)
ワンハンドローイング 左右各30〜40回
リバースフライ 30回〜40回
デッドリフト 30回〜40回

・腹筋トレーニング
クランチ 20〜30回
バイシクルクランチ 20〜30回
フラッターキック 20〜30回

※参考動画


<下半身> (左右の足首に500gのリストバンドを装着)

ワイドスクワット 20〜30回
バックキック 20〜30回
レッグオープン 20〜30回
ヒップリフト 20回〜30回
サイドアブダクション 左右各20〜30回
スタンディングカーフレイズ 30〜40回
スタンディングレッグカール 左右各30回〜40回
チェアレッグエクステンション 左右各20回〜30回

※参考動画

 

これらのメニューは、その日の体調とかやる気によって回数を変えて行っていました。

あまりガチガチにし過ぎると気持ち的に重くなってきちゃうので、続けられるペースとして、私の場合は18時から19時頃に学校や仕事から帰ってきて、1時間弱〜1時間ぐらいやるのをルーチンにしながら、上半身のトレーニングをした次の日は下半身のトレーニングをする、というように、同じ箇所を2日連続でトレーニングしないようにしました。

疲れを溜めずに、筋肉を休ませてあげると筋肉の成長がしやすくなるからです。このメニューのローテーションを3年くらい続けました。

 

食事については、「食べない」という減量的なことは禁止。タンパク質を中心に多めの野菜と適度な糖質のメニューをきちんと三食摂るようにしました。


もちろんカロリーも気にしますが、実はポイントは脂質の摂り方で、1食の脂質は10g〜15gまでと適正量をきちんと摂っていました。脂質は体の機能をコントロールする成分の材料になるので必須の栄養素ですし、腹持ちも良くなるので間食を避けるのにも効果がありましたよ。

また、おにぎりだけ、フルーツだけ、キャベツだけのような、●●だけの食事は絶対にしませんでした

 

私がダイエットに成功した理由

ダイエットは痩せた後が本当のスタート

振り返ってみて、私がダイエットに成功したのは、「いかにダイエットを日常生活のレベルにできるか」に尽きると思います。


昔「家に帰るまでが遠足」と言われたものですが、「ダイエットは痩せた後が本当のスタート」です。


体重を瞬間的に減らすのは、食べることさえ我慢できればすぐにでもできますが、そこから体重や体型をずっとキープすることができるかが勝負ですよね。

そのためにはダイエットの取り組みは毎晩歯を磨くように、自然にあたりまえの日常になることが大切だと思います。

 

最初の一週間を耐える

ダイエットを成功させるには、目標を作ることも大事です。

私は、「ショッピングモールで普通サイズの服が買いたい」というのが目標でした。太っていたときは、普通サイズの服なんて夢のまた夢でしたから。ネット通販で試着無しで服を買うとか、本当におとぎ話の世界でした(笑)
Lサイズに限定しないで、普通の女のコたちが買うバリエーション豊かな服が買いたい!そんな目標があったからこそ、つらくてもダイエットを頑張ることができました。

 

ダイエットで一番大変なのは、最初の一週間!とにかく最初の一週間は地獄です。もう食べたい欲求との戦いでポテトチップスやチョコレートが頭を駆け巡ります。
でも、一週間を過ぎると我慢できるようになるんですよね。これは実体験から自信を持ってお伝えしたいです。

苦しい時、私は着たい普通サイズの服のカタログを見て乗り切りました。イケてる自分を想像しながらウキウキする気持ちがなんとか苦しさを紛らわせてくれました。

運動の方は、筋肉がついてくると、これまでできなかった腕立て伏せなどができるようになったりして成長とか達成感が楽しさにつながっていました。腹筋に縦筋が見えてくると、もっと上を目指したくなってきたりします。
前は興味がなかったのに、自然とマッチョマンの写真を見て、シックスパックを意識し始めたり(笑)

苦しい時と言えば、女性の場合はホルモンバランスの影響で、どうしても食欲が抑えられないときがありますよね。そんな時は「長い目で見る」ということを意識するといいんじゃないかなと思います。

 

ローマは一日にして成らず、ダイエットは一日にして成らずです。

 

食べすぎてしまっても、次の日に調整すれば全然大丈夫ですし、1週間単位でカロリーを調整することでいいんです。「昨日食べすぎて、朝起きたら5kg太ってた!」なんてありえないです。消費できなかったカロリーが少しずつ溜まっていった結果で太るのですから、1日やそこらの不摂生に右往左往する必要はないですよ。

そういう意味では運動も同じですね。
「昨日サボったから、もうダメだぁ〜!」と思うのではなく、運動は、”カロリー消費を助けるためのもの”として考えておきましょう。そうすると食事の不摂生と同じで少しくらいサボっても気にせずで大丈夫です。
それに、運動って「よし!トレーニングだ!!」ってしなくても、「今日はひと駅歩こう!」とか、「エレベーターではなく階段を使おう!」とか、ジムに行っている人なら、「今日はジムに行けなかったから家でスクワットを30回する!」とか、そんな意識をもつのも成功のポイントになりますよ。
 

ちょっとした隙間時間にスクワットを5回する。それを、1日のうちに5セットすれば、25回もスクワットしたことになります。25回を1セットよりハードルが低くないですか?


忙しいときや疲れているときは、無理せず、都合よく、できる範囲でできることをすればOK!それを続けていくと、カラダが運動に慣れて自然と5セットが物足りなくなってくるものです。


運動も、食事も“習慣化”がポイント。習慣になれば意識しなくても自然とダイエットのための食事や運動が続きますし、スーパーに行ってもポテトチップスよりも野菜が目に入るようになったり、少しでも暇な時間ができたらスクワットしている自分がいたり・・・!本当ですよ(笑)

 

最初の一週間を耐える

ダイエット後の自分

ダイエット以外でも自信が持てるように

ダイエットに成功したあとは、自分に自信が持てるようになりました!性格まで積極的になったと思います。

ダイエット以外のことでも、「ダイエットであれだけ頑張れたのだから、これぐらい何ともない!」とそこそこ何でも奮闘できる人間になれたかもしれません。

「スクワット25回できなかったのなら、5回を5セットする」という考え方も、仕事でも私生活でも役に立っています。無理せず、都合よくでも世の中って結構帳尻のつくことって多いんだなって気づくことができました。

苦労して、時間もかかって、大変だったけれど、「ダイエットして本当によかったな!」と思っていますしこれを読んでいただいている皆さんにもオススメしたいです。

現在はジャザサイズに通っています

今は、週に3〜4回はアメリカ発祥のエクササイズ「ジャザサイズ」に通って、体型を維持しています。
ジャズ+エクササイズという意味で、楽しんで体を動かしてるうちに、いつの間にかダイエットできているという私の考え方にピッタリの運動です。

最初にダイエットを始めたときは一人でモクモクと運動をするのが好きだったのですが、結婚と育児で生活スタイルが変わって、運動する時間は意識的に作らないといけなくなったので、誰かに引っ張ってもらったほうが運動に取り組みやすくなりました。

ジャザサイズは、1時間の中で有酸素運動と筋トレの両方を行うのですが、いざ始まると1時間ノンストップなんです。終わるまで帰れないから仕方なく…ではないですが、1時間はシッカリ運動をすることになります。
休みたくなる日もありますが、お金も払っているし、行かないともったいないなぁと思って、自分に喝を入れるようにしています

 

最後に

現在の体重は58kgで、数字だけ見れば、決して痩せているというような体重ではないのですが、ダイエットをして思ったのは、数字がすべてではないということですね。数字はあくまで指数であって、見るべきところは自分自身のボディラインだということに気がついたのも良かったです。


今は、ほぼ体重計は乗りません。
その代わりに、「このズボンが履けなくなったらアウトだぞ!」という基準の服を持っています(笑)
その服がキツくなったら、太ってきたなと思って、食生活を改めたり、筋トレをしたりしています。


食事は高タンパク、低脂質、適度な糖質を維持していますけど、それだけだと息が詰まるので、週に1回は何も考えずに好きなものを食べています。ドーナツ、カツ丼、牛丼…無心でバクバク好きなだけ食べます。
それで食べ過ぎた次の日は、ジャザサイズにGO!です。「食べ過ぎたけど、明日、いっぱい運動しよう!」と思うことで、メンタルも安定するんですよね。

今は、若いときのような、「痩せてモデルのようにきれいになる!(笑)」なんていう気持ちは消えてしまいました。見た目の若さも大事ですが、年相応か、もしくは元気ハツラツで過ごせることが大事だと思っています。


皆さんも自分なりの目標を作って、無理なく”習慣化”させてダイエットを諦めずに頑張ってくださいね!

無理なくがんばってくださいね画像

\かんたん“脚痩せ”トレーニング/
理想の太もも・脚まわりを目指す!
下半身太りの原因、下半身トレーニングを紹介します。

詳しく見る