疲れを取る秘訣は、あえてカラダを動かすこと!
休日に疲れを取る方法には、積極的に体を動かすアクティブレストと、十分な睡眠を取りゆっくり体を休めるパッシブレストの2つの方法があります。アクティブレストとは、あえて体を動かすことにより、血流を改善させ、疲労を改善させる方法です。
休日に疲労を回復させたい場合は、アクティブレストとパッシブレストをバランスよく取り入れるとよいでしょう。
【運動メイン】疲れを取る休日の過ごし方|アクティブレスト編
アクティブレストの最大の目的は、血流を良くすることです。そのため、軽めの有酸素運動が適しています。少し早足で10分程度のウォーキングをしたりジョギング、水中ウォーキングなどをしたりするのがおすすめ。運動することで疲労回復が見込めます。
息が上がり苦しくなるほどのスピードや強度はかえって逆効果なので、長くても20分以下で終えることを目安にしましょう。
●近所をウォーキングする
近所をウォーキングする方法は、1人でいつでも気軽に行えてお金をかけないですむ手軽なアクティブレストです。朝起きてすぐに、または家事が一段落した夕方や食後など好きなときに近所をウォーキングしてみましょう。
ポイントは、大きく呼吸をしながら速歩きをすること。時速5km程度のスピードで歩くと走るよりもカラダへの負担が少なく、運動ができます。
●家でヨガやストレッチを行う
ヨガやストレッチもおすすめです。深い呼吸で体内に酸素をたっぷり取り込みながら、疲労が溜まった筋肉をほぐすことができます。5~10分程度、太ももの裏や首・肩まわりなど、コリやハリが気になる部分をしっかり伸ばしましょう。コツは、息を止めずにしっかり吐きながら伸ばすことと、伸ばしている箇所に意識を集中させることです。ちょっとした空き時間でできますから、積極的に取り入れてみましょう。
●フォームローラーを使って筋膜リリースする
筋膜をほぐして柔軟性を高めるヨガやストレッチの他にも、ローラータイプのアイテムを使ったエクササイズも疲労回復に役立ちます。フォームローラーは、疲労やコリによって固まった筋膜をリリースし、ほぐしてやわらかくしてくれます。
●電車で見知らぬ土地に降りて歩く
電車で行ったことのない場所に行き、その土地を歩いてみるのもおすすめです。知らない場所は好奇心を刺激し、脳を活性化させてくれます。知らない場所に降り立ってから、その土地の見どころを調べてみましょう。
駅前だけではなく、路地裏や住宅街などを気分のおもむくままに自由に探索します。初めて歩く道や出会うお店や人などから刺激をもらいながら、街を散策してください。
●キャンプをする
キャンプも楽しみながら疲れを取るアクティブレスト法の1つです。緑豊かな自然に囲まれた場所で、テントを張ったり、火を起こして調理をしたりして、日々の時間に追われる生活から心を開放しましょう。
キャンプの準備で適度に体を動かしながら、スマートフォンやテレビのないゆっくりした時間を自然の中で過ごせば、日頃の疲れやストレスも解消されます。
●温泉やサウナに入る
温泉やサウナに入ってリフレッシュする方法も効果的です。時間があれば温泉地に出かけて1泊すると、観光スポットを見て回れるため、プチ旅行になり体も動かせます。また、近場の健康ランドでゆっくり温泉やサウナに入るのもよいでしょう。
体を温めることで血行を促進し、こわばった筋肉をほぐして疲労を回復させられるでしょう。温泉やサウナに入るときは、こまめな水分補給を忘れずに行ってください。
【休息メイン】疲れを取る休日の過ごし方|パッシブレスト編
パッシブレストの方法も詳しく見ていきましょう。パッシブレストは、家でゴロゴロして過ごすことではありません。体を休めてゆっくり過ごすことで、リフレッシュして日頃の疲れを取るやり方です。
●睡眠を取る
普段の生活で睡眠が足りていないのであれば、休日に寝るのもよいでしょう。十分な睡眠が取れていないとなかなか疲れは取れません。ただし、休みの日に寝だめをして、寝すぎてしまうと余計疲れる原因になります。
パッシブレストとして睡眠を取る場合は、いつもと起きる時間は変えないようにしましょう。いつも通りに起きて、眠くなってきたら30分~1時間程度の昼寝をしてみてください。
●瞑想する
瞑想をして、精神を休める方法もおすすめです。背筋が伸びるようにリラックスして座って軽く目を閉じて自分の呼吸に意識を向けてみましょう。正座や坐禅を組む必要はありません。椅子に座って行ってもよいでしょう。
また、「瞑想は無にならなければいけない」と構えがちですが、無心に好きなことをすることも瞑想の1つです。DIYをしたり楽器を演奏したりと、自分が集中できるものに打ち込んでみるのもよいでしょう。
●読書をする
本を読んで過ごすのもパッシブレストになります。休日に好きなジャンルの本を読んで過ごしてみましょう。本の内容に集中することで、普段の生活のことや、やるべきことなどを考えずに済みます。
ハーブティーやホットミルクなど温かい飲み物を飲みながら時間を気にせず読書を楽しみましょう。
●家で映画鑑賞する
読書と同様に家で映画を観るのも疲れを取る休日の過ごし方になります。映画館で映画を観る場合、開演時間に間に合うよう出かけなければいけませんが、家で映画鑑賞すれば、好きな時間に見ることができます。
ただし、夜中に映画を見続けたり、睡眠時間を削って映画を見たりするのは逆効果になるので注意しましょう。
疲れを取る休日の過ごし方に関するQ&A
Q.疲れて何もできないときはどうしたらいい?
A.疲れて何もできないと思うときには、何も気にせず休んでしまいましょう。
睡眠が足りないと思うなら、寝るのもおすすめです。ちょっとでも動けそうだなと思うのであればアクティブレストを試してみてください。
出かけるのが面倒、電車の移動や公共の場などの喧騒が疲れると感じるなら家でパッシブレストでゆっくりしましょう。
Q.精神的に疲れているときはどうしたらいい?
A.精神的に疲れていると感じるときは、瞑想や軽いヨガやストレッチなどがおすすめです。
また、マッサージやスパなど人の手で癒してもらう方法もよいでしょう。家で過ごす場合は、部屋の照明を明るくしすぎずゆったりした気持ちで過ごしてください。
好きな音楽を聞いたり、ペットと触れ合ったりするのもよいでしょう。
疲れを取る休日の過ごし方には2つの方法がある
休日に疲れを取りたいと思う場合、パッシブレストかアクティブレストのどちらがその時の自分の状態に合うのか見極めて試してみましょう。
体を動かすと余計に疲れそうと思うかもしれませんが、適度な運動は疲れを取る最適な手段です。出かけたり、軽い有酸素運動を取り入れたりしてみてください。
また、家でゆっくりしたい気分であれば、パッシブレストを試してみましょう、読書や映画鑑賞などなんでも好きなことをして心と体を休めてあげてください。